欧米豪向け訪日プロモーション「Enjoy my Japanグローバルキャンペーン」の記者発表会が6日、東京都中央区の商業施設、銀座シックス内のホールで開かれた。主催者の観光庁の田村明比古長官、日本政府観光局(JNTO)の松山良一理事長のほか、多彩なゲストを迎え、トークショーも行われた。
トークショーに参加したのは、著書「新・観光立国論」などで知られる小西美術工藝社社長でJNTO特別顧問も務める英国出身のデービッド・アトキンソン氏、群馬県みなかみ町などでアウトドアツアーを手掛けるニュージーランド出身のマイク・ハリス氏、ホテル比較サイト「トリバゴ」のテレビCM出演などで注目されている米国出身の女優、歌手のナタリー・エモンズ氏、放送プロデューサーやタレントとして活躍する米国出身のデーブ・スペクター氏。
トークショーは、「外国人から見た日本の多様な観光魅力」がテーマ。
日本の自然やアウトドア・アクティビティについて、ハリス氏は「日本の自然は観光資源としてワールドクラス。その自然の中でアウトドア・アクティビティが楽しめることに欧州やオセアニアの旅行者はみんな驚き、実際に体験してとても喜んでいる。加えて独特の文化もある。アドベンチャー・ツーリズムがこれから伸びる」。
新キャンペーンについてアトキンソン氏は「日本にはリピーターにならなければ、体験しきれない多様な魅力がある。一面的な情報の発信では、一度行けば、動画を見れば、それで済んでしまう。スキー、ハイキングなどのアウトドア・アクティビティをはじめ多様な資源を生かして、世界トップ5の観光大国を目指したい」と話した。